太陽黒点数の時系列推移

太陽黒点数の時系列推移を確認します。データ出所は WDC-SILSO, Royal Observatory of Belgium, Brussels https://wwwbis.sidc.be/silso/ です。

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始めに太陽全体の黒点数の時系列推移を確認します(Figure 1)。確認対象期間は 1848年12月23日から2024年08月31日までの 64,169 日、およそ 176年分です。

太陽黒点数には明確な周期性が見られ、およそ11年周期で増減を繰り返しています。

太陽黒点数の周期性
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Figure 1: 太陽全体の黒点数の時系列推移

直近1年間(2023年09月02日から2024年08月31日)の推移(Figure 2)を拡大し、さらに直近1か月を表形式で確認します(Table 1)。

Figure 2: 太陽全体の黒点数の時系列推移(直近1年間)
Table 1: 太陽全体の黒点数の時系列推移(直近1か月)

前述のとおり、太陽黒点数はおよそ11年周期で増減を繰り返しており、前回のピークが2014年前後であったことから(Figure 3Table 2)、次のピークは2025年前後になると予想されます。

Figure 3: 太陽全体の黒点数の時系列推移(直近20年間)
Table 2: 2010年から2020年までにおける太陽全体の黒点数上位20とその日付

対象期間とした1848年12月23日から2024年08月31日までを通じた太陽黒点数の上位20とその日付を確認します(Table 3)。

Table 3: 1848年12月23日から2024年08月31日までにおける太陽全体の黒点数上位20

最後に北半球および南半球ごとの太陽黒点数の時系列推移を確認します。確認対象期間は 1992年01月01日から2024年08月31日までの 11,931 日、およそ 33年分です。

Figure 4Figure 5 により、北半球および南半球の太陽黒点数は同様のサイクルで増減を繰り返していることが確認できます。

以上です。

Figure 4: 太陽の北半球(上図)と南半球(下図)の黒点数の時系列推移
Figure 5: 太陽の北半球(左図)と南半球(右図)の黒点数の時系列推移